『ミネラルザワールド in 横浜・2019 春』に出品する鉱物標本のご紹介
2019年、3月22日~24日の三日間、横浜産業貿易センタービル 1Fで開催される、『ミネラルザワールド in 横浜 2019・春』に出品する新着品の一部をご紹介します。今回はツーソン新着品を中心に、米国産の人気鉱物等、ご紹介致します。品物により、初日にSold となってしまうものもございますので、どうぞご了承下さい。他にも、ここに掲載していない新着品もございますので、ぜひご来場いただけますよう、宜しくお願い致します。
Rhodochrosite : 菱マンガン鉱
Corner Pocket, Sweet Home Mine, Alma, Colorado, U.S.A.
←19mm→
米国、コロラド、スイートホーム鉱山産のロードクロサイトです。往年の品のストック放出品で、色の鮮やかな中級品を中心に入手しました。(数点あり)
Grandidierite : グランディディエライト
Tranomaro, Amboasary, Anosy, Madagascar
25mm x 14mm x 12mm
1902年にマダガスカルで発見された、稀少な宝石鉱物、グランディディエライトの結晶標本です。Mg、Fe、Al、に、珪酸塩とホウ酸塩を合わせ持つ、産出の稀な鉱物ですが、宝石鉱物コレクターには、人気の高い鉱物となっています。青緑色の板柱状結晶の集合体をなしており、一見不透明ですが、強い光源下では、透過光が観察できます。(3点)
Neputunite : ネプチューン石 (海王石)
Gem Mine, San Benito Co., California, U.S.A.
←34mm→
ベニト石と共に産出する事で知られる、ネプチューン石(海王石)の結晶標本です。一見黒色ですが、強い光源下で観察すると、暗赤褐色であるのが分かります。(2点)
Wupatokite : ウパトキ石
Red Canyon, San Juan County, Utah, U.S.A.
画像幅 ←28mm→
Co、Mg、Ni、Alの含水硫酸塩鉱物で、錦糸光沢をした、ピンク色の毛状結晶集合体で産出したものです。下にご紹介する、毛礬グループの鉱物で、美しい外観を持っていますが、脆いので、取り扱いには注意が必要です。(数点)
Halotrichite : 毛礬
Orphan Mine, Grand Canyon, Coconino Co., Arizona, U.S.A.
アリゾナ州のグランドキャニオンから産出した、鉄とアルミニウムの硫酸塩鉱物、毛礬です。通常無色で産出するものが多い中、この品は青色に色付いており、ルーペなどで観察すると、美しい毛状の結晶集合体が見られます。(3点)
←35mm→
x20
Antlerite with Azurite : アントレー鉱(藍銅鉱を共なう
,Posey Mine, Red Canyon, San Juan Co., U.S.A.
←30mm→
米国、ユタ州から産出した、銅の硫酸塩鉱物、アントレー鉱です。濃緑色の微結晶が集合体をなし、濃青色の藍銅鉱を共なっています。(2点)
Limonite after Pyrite (Iron Cross Twin) : 褐鉄鉱-黄鉄鉱(十字貫入双晶)
Gachalá, Cundinamarca, Colombia
←40mm→
コロンビアの旧エメラルド鉱山から産出した、褐鉄鉱〜黄鉄鉱の十字貫入双晶です。アイアンクロス・ツインと呼ばれる黄鉄鉱の五角十二面体に特徴的な双晶ですが、産出は極めて稀で、知名度に対して入手の難しい品となっていました。産地も少なく、米国、モンタナ産や、ドイツ産のものを稀に見かける程度で、サイズも数ミリ〜1センチ程度のものが殆どでした。今回のものは4センチ大あり、重量感のある結晶標本として、大変魅力的な品となっています。(3点)
Boleite on Atacamite : ボレオ石(アタカマ石上
Amelia Mine, Baja California, Mexico
←67mm→
メキシコ、バハカリフォルニア州のAmelia鉱山の特産品、ボレオ石の母岩付き標本です。濃青色の立方体結晶で産出する、カリウム、鉛、銀、銅、塩素を組成に持つ、特殊なハロゲン化鉱物で、その外観からか、人気の高い鉱物となっています。以前は分離結晶が殆どで、母岩付き標本は貴重品となっていましたが、既に絶産とされていた鉱山を重機で掘り起こした所、今までには無かったような、アタカマ石や、硫酸鉛鉱を共なった、母岩付きの良品が産出したという事でした。いずれにしても、このようなしっかりとした母岩上に付く物は、以前でも稀で、今後、貴重な標本となっていく可能性があるでしょう。(数点)
Cumengrite : キュマンジェ石
Amelia Mine, Santa Rosalia, Boléo Dist., Baja California, Mexico
←6mm→
キュマンジェ石は、ボレオ石と同じ産地から産出する、鉛、銅、に塩素を含んだハロゲン化鉱物で、組成、独特の濃青色ともに、ボレオ石によく似ています。しかしボレオ石に比べ、非常に稀産な鉱物で、ボレオ石とは異なる、手裏剣のような結晶で産出するため、超稀産鉱物でありながら、大変人気があります。今回のものは、やや透明感のある美しい色合いと、端正な結晶が見られる良品で、5mm大の分離品ですが、以前僅かに市場に出回ったものに比べると、大変大きな結晶といえます。(2点)
Kobyashevite : (with Gypsum on Calcite) コビャシェバイト(方解石上-石膏を共なう)
Ojuela Mine, Mapimi, Duranga, Mexico
←51mm→
ロシアのウラル地方で発見され、2011年に記載(IMA 2011-66)された、含水硫酸銅の超稀産鉱物、コビャシェバイトです。鑑賞に耐える標本があまり無く、産出も極めて稀であったため、標本市場でみかける事は殆どありませんでした。しかし2018年の10月ころ、二次鉱物の大産地として知られる、メキシコのオハエラ鉱山から、方解石上を青〜緑色のコビャシェバイトが覆い、その上に針状の石膏が付いた美しい標本が産出しました。一人の業者がほぼ独占状態で扱っており、新産といえども、入手の機会は大変限られているという事でした。(1点)
Liddicoatite : リディコート電気石
Anjanabonoina, Manapa, Antsirabé, Madagascar
長石上に付く、美しい紅色のリディコート電気石です。結晶は数ミリの小さなものですが、ルーペで観察すると、透明度、照りともに良好な端面付きの結晶が、多数観察出来ます。(数点)
←35mm→
x20
Senegalite with Turquoise : セネガル石 (トルコ石を共なう)
AMt.Kourou, Diakouma (Kouroudiako), Tamacounda Region, Senegal (原産地標本)
←31mm→
アルミニウムの含水燐酸塩鉱物、セネガル石です。国名が付いたこの鉱物は、この産地が原産地で、他の産地では、まだ見つかっていないようです。透明感のある、淡黄色〜ベージュ色の結晶が、空色のトルコ石を共なう母岩上にビッシリと付いている、非常に美しい標本となっています。(1点)
Fluorite : ホタル石
Joe Larkin's Quarry, Shannapheasteen, Co., Galway, Ireland
近年、標本市場に出回り話題になっているアイルランド産のホタル石です。濃いインクブルーから、淡い青〜紫に色付いた立方体結晶の集合体をなす美しい標本です。(数点)
←63mm→
←40mm→
←41mm→
←20mm→
Agate : メノウ(瑪瑙)
Black Soil Creek, Agate Creek, Queensland, Australia
オーストラリアのクイーンズランド州から産出する、パステルピンクのメノウです。天然メノウの色合いとしては、大変魅力的な品となっています。パステルピンク以外にも、オレンジ色味をおびたものや、赤色のものもあります。(数点)
40mm x 30mm x 20mm
23mm x 19mm x 18mm
Axinite-(Mg) : 苦土斧石
Melerani, Arusha, Tanzania
←30mm→
タンザナイトの産地で知られる、タンザニア、メレラニから産出した苦土斧石です。ベージュ色の板状結晶で産出し、紫外線により、ピンク〜赤色の蛍光を発します。(2点)
通常光
UV光
Prehnite :ぶどう石 (菱形結晶)
Jeffrey Mine, Asbestos, Quebec, Canada
←17mm→
カナダ、ジェフリー鉱山産 葡萄石の菱形結晶分離品です。(2点)
Vanadinite : バナジン鉛鉱
Hamburg Mine, La Paz Co., Arizone, U.S.A.
←63mm→
米国、アリゾナ産のバナジン鉛鉱です。アリゾナ産のバナジン鉛鉱といえば、North Geronimo鉱山のものが出回っていますが、今回のものは、Hamburg鉱山産のもので、小さな結晶の集合体ながら、大変鮮やかな赤色をした、美しい標本となっています。結晶をルーペなどで良く観察すると、全体的に透明度のある柱状結晶となっているのがわかります。(数点)
Aquamarine with Quartz : アクアマリン (水晶を共なう)
Erongo Mt., Omaruru~Usakos, Namibia
←57mm→
ナミビア、エロンゴ産のアクアマリンです。ベージュ色に色付いた水晶が、寄り添うように共なった良標本です。
Elbaite (Tourmaline) : リチア電気石
Pederneira Mine, Minas Gerais, Brazil
ペデルネイラ、クルゼイロなど、ブラジル産のものや、米国、カリフォルニアのヒマラヤ鉱山産など、いくつかの産地のトルマリンの良品を揃えました。ルベライトや、バイカラー、キャッツアイタイプなど、魅力的なバリエーションがあります。
Dravite : 苦土電気石(ドラバイト)
Mwajanga, Manyara Region, Tanzania
27mm x 5mm x 5mm
タンザニア、Mwajanga産のドラバイトです。結晶の下部は濃褐色、上部が黄色のバイカラーとなっている、少し変わった色合いを持った、トルマリンの分離結晶品です。(3点)
Turquoise : トルコ石 (ターコイズ)
Nevada, U.S.A.
←24mm→
米国、ネバダ産、仏頭状の表面を持ったトルコ石の原石です。(数点)
Septer Quartz (Smoky~Amethyst) : セプター・クォーツ(松茸式・煙水晶〜紫水晶)
Beaverhead County, Montana, U.S.A.
米国、モンタナ州産の松茸式水晶です。煙水晶、紫水晶のセプタータイプで、軸が貫通しているものや、板状、紫水晶と煙水晶が共生しているものなど、変わった晶癖をもつものも多く、様々なバリエーションがあります。
Opal : オパール (蛍光性)
Virgin Valley, Humboldt County, Nevada, U.S.A.
←40mm→
米国、ネバダ州、ヴァージンバレイ産の蛍光性オパールです。遊色こそ見られませんが、長、短波紫外線により、緑色の強い蛍光を発します。(数点)