Bayldonite:ベイルドン石
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ベイルドン石は、明るい緑色の微小な球状集合体で産出する。母岩上にモコモコと積み重なっているリッチな標本。(39mmx25mm x15mm) |
小泉鉱山のズリの一部。このようなズリが何ケ所もあり、小規模な開発というのが信じられない規模だ。大量の精錬滓が見られる。 |
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ベイルドン石 : 27mmx15mm x11mm
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左の標本のズーム写真
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Bayldonite after Pyromorphite:ベイルドン石(緑鉛鉱-仮晶)
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ここで採集できるベイルドン石の中には、ルーペで観察すると、緑鉛鉱の仮晶をなすものがある。ルーズな六角柱状結晶が観察できる。
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61mm x 46mm x 20mm
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実体顕微鏡下での拡大写真 (x20)
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実体顕微鏡下での拡大写真 (x20)
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Bayldonite with Mimetite:ベイルドン石/ミメット鉱
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ベイルドン石の球状集合体に、微小なミメット鉱、菱亜鉛鉱を共なうもの。
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上の標本のズーム写真。
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実体顕微鏡下(x20)で観察すると、微小なミメット鉱の結晶集合体を見る事ができる。
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Mimetite:ミメット鉱
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31mm x 30mm x 14mm
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ベイルドン石などの砒酸塩の付いた、焼けた鉱石の空隙には、下の写真のような、無色のミメット鉱が生成されている事がある。
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実体顕微鏡下での撮影 (x20)
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実体顕微鏡下での撮影 (x20)
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Olivenite:オリーブ銅鉱
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ベイルドン石より、やや暗い緑の微小な粒状、球状集合体で産出する。
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(左)⇔28mm x 22mm x 12mm
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⇔21mm x 11mm x 8mm
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左上の標本のズーム写真。
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上の標本のズーム写真。
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Linarite : 青鉛鉱
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この青鉛鉱は、閃亜鉛鉱、方鉛鉱などの硫化物を含んだ露頭から直接採集したもの。ここではズリから採集したものとは違うタイプの、ルーズな黄色い結晶をなす、ミメット鉱も確認できる。
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上の青鉛鉱と同じ露頭から採集したミメット鉱
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⇔43mm x 38mm x 25mm
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Aurichalcite:水亜鉛銅鉱
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特徴的な錦糸光沢をもつ、水色の鱗片状結晶集合体。その他、孔雀石などの炭酸塩鉱物は、あまり見られない。
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⇔31mm x 17mm x 10mm
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実体顕微鏡下での撮影 (x20)
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Hydrozincite : 水亜鉛土
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こちらも炭酸塩鉱物の水亜鉛土。紫外線により蛍光を発する。白色脈部分。
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⇔26mm x 17mm x 14mm
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紫外線により青白く蛍光する。
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Arsenopyrite:硫砒鉄鉱
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45mm x 40mm x 20mm
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左の標本のズーム写真。
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Galena:方鉛鉱
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⇔45mm x 44mm x 25mm
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左の標本のズーム写真。
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参考資料
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三菱鉱業社史(昭51.6.1)
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日本鉱業誌 I-B [銅、鉛、亜鉛] 地質調査所
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岡山県 鉱工業 要覧(1952)
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*参考資料をご提供いただきましたY.K氏と、一部の標本をご提供下さったA.T氏に心よりお礼申し上げます。
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