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秋田県 仙北郡 田沢湖町に位置する、八幡平焼山麓の玉川温泉は、地獄谷と呼ばれる世界的にも稀な大規模な源泉を有し、至る所から火山ガスが噴出し、硫黄が生成されている。またラジウムを含む源泉中では、台湾の北投(ぺいとう)温泉で発見された北投石が生成され、天然記念物に指定されている。この北投石は鉛を含んだ重晶石の変種で、放射能を持っている。放射性の理由は、「ラジウム温泉の成分が蓄積されて、結晶化したものだから」といわれているが、確かな事はまだ良くわかっていないという。 |
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硫化水素を含む火山ガスが噴出している噴気口の周辺には、火山ガスの昇華物として、斜方晶系の硫黄の結晶が生成しているのが見られる。 |
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火山ガスの昇華物として、硫黄の結晶がドーム状に生成されている。 |
噴気口周辺から採集した硫黄の結晶集合体。 |
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玉川温泉の北投石 |
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全体が北投石で、表面には結晶が観察できる。
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全体が北投石のみからなる上質な標本。独特の縞状が観察できる。手に持つとズシリと重い。
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